未来を左右する高級賃貸

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私の家でも、気持ちがよいので6月ごろまで床に軽くぬくもりをもたせていますが、それで家が暑くなることがないのも床暖房の特徴です。 ただし、真冬でもそうですが、床の温度が高すぎるのは、けっして気持ちのよいものではありません。
また、部屋の上下で温度差がないのも利点です。 床から足首の上あたりまでは温度が少し高いのですが、それ以上は天井まで吹き抜けがあっても室温は1℃と違いません。
床暖房の宣伝では、これをよく「頭寒足熱」などとうたっています。 しかし、つねにこんな環境にいると、そのことを快適だなどとは思いません。
上下の温度差がないことは、あまりにも当たり前のことになるからです。 床暖房は、おもに床からの幅射放熱によって部屋を暖めます。
暖められた天井や壁、家具などがまた轄射熱を出して部屋を暖め、こうして部屋空間を取り巻く壁体がすべてぬくもりをもつのがよい床暖房で、家の中に心地よい季節をつくったのと同じことになります。 これを実現するのが、よい断熱と連続暖房です。
足元だけが暖かいのは本物ではありません。 部屋が暖かいとか寒いとかをあらわすとき、私たちは「室温が17℃ある」などといいます。

しかし、室温が暖かさや寒さをあらわすとすれば、先に述べたように、以前住んでいた家で17℃に暖房していた朝よりも、今度の家で17℃で朝を迎えるほうがずっと快適だというのは理屈に合いません。 人が寒暖をどう感じるかについては、古くからいろいろな研究がされています。
風のない室内では、人は空気の温度を感じるのと同じくらい、自分の周囲にある物の温度を感じます。 おおざっぱな式であらわすと、次のようになります。
いいかえれば、人は室温とMRTの平均値を感じる、ということなのです。 ここに出てくるMRTとは、平均輻射温度の略で、自分の体と向き合うすべての物、すなわち天井・壁・床・窓ガラス・家具など、自分の側からみえるすべての表面温度の平均です。
このMRTを考慮することが、暖房や冷房のあり方、天井・壁・床の断熱や住み心地など、家づくりのうえで忘れてはならない大切なことです。 私が以前に住んでいた家では、当然のこととして夜になると暖房を切っていたので、朝までにはすっかり家が冷えきってしまい、名古屋近郊でも起きたときには床板も壁も6℃くらいまで冷えていたし、窓ガラスはもっと冷たく、そして家具類も冷えています。

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